このたび、作家の岩瀬成子さんが、『きみは知らないほうがいい』で、第62回産経児童出版文化賞大賞を受賞されました! 昨年の、野間児童文芸賞受賞に続いての受賞、本当におめでとうございます!!
小中学生の揺れ動く心を鋭く描く、岩瀬さん。傷つきやすくて、ときに攻撃的で、大人が思うより、ずっといろんなことを分かっている。そんな子どもたちの、言葉にするには難しい、いろんな感情をすくいとるように、それは見事に描いあるのです。物語の中の子どもたちが、自分の子ども時代と重なるようで、読み終わった後、子どものころの自分を抱きしめてあげたいような気持ちに何度なったかわかりません。
もしかすると、今の子どもたちは、私たちが子どもだったころより、いろんなことが複雑でもっと生きづらいかもしれません。でも、だからこそ、岩瀬さんの書いた本をたくさんの子どもたちに読んでほしい。そして、子どもだったころをすっかり忘れてしまっている大人たちにも読んでほしいのです。
6/21(日)には、岩瀬さんにメリーゴーランドへお越しいただきます。なんてうれしいタイミングなんでしょう!ぜひ、聞きにいらしてください!
(さかした)