7/9(土)第一部は、メルヘンハウス代表の三輪哲さんと増田の対談です。
メルヘンハウスが開店したのは1973年。日本ではじめての子どもの本専門店として誕生しました。そのころの日本は、子どもの本への関心がまだまだ低い時代。そんな中で、前例のない子どもの本の専門店を立ち上げるということは、荒波にボートで漕ぎ出すようなものだったのではないでしょうか。増田がメリーゴーランドを始めるきっかけになったのも、メルヘンハウスで、切り株に腰かけた女の子が本を読んでいる光景を見て、雷に打たれたように感動したからなのです。
1970~1980年代は、描き手も、売り手も、読み手も、本気で子どもと子どもの本に向き合い始めた時代。すぐれた名作が数多く誕生し、今も読み継がれています。本屋として、その一端を担い、子どもの本の文化を創りあげてきた二人の話は、今だからこそ、しっかりと聞いておきたいです。